漂流5日目

2003年8月14日
気がつくと、俺は砂浜に寝ていた。
コンブが体にまとわりついている。ヌルヌルしてて、気持ちがわるい。
「コンブが海の中で、ダシが出ないのなんでだろ〜う♪」
テツandトモのネタを、ふと思いだして歌った。
体にピタッとひっついてるコンブをひっぺがした。
どうやら、俺は死ななかったようだ。
どうなって、ここまで流されて、たどりついたかはわからないけれど、とにかく助かったんだな。
「やった〜、やった〜、ヤッターマン!」
嬉しくて、こおどりした。
ここはどこなのだろうか。どこの砂浜なんだろうか。
4日間、なにも食べてないから、ガンジーのように痩せてしまった。
俺はヨロヨロと、植物が生い茂っている方へ歩いた。
なにか食える植物がないかなぁと探してみると、イチジクのような実があった。
実をもぎとって食べてみると、とっても甘くて、めっちゃうまかった。
「おーいしー!」
ナイナイの岡村隆史をマネして叫んでみた。
お腹が減っていたので、いくつも食べれた。
甘いばっかりなので、水が飲みたくなった。
川を探す事にした。
ここは、島なのか、大陸なのかどっちなのだろう。
川を探そうと思ったけど、足がフラフラで、歩くのがしんどい。
日が暮れてきた。
歩きまわるのは危険だから、寝床を見つけて休む事にした。
ジャングルに茂っていた大きな葉を何枚かちぎってきて、寝床をつくった。
焚き火をしたかったけれど、火をおこすのに、道具をつくる必要があるので、今日中にはできないやろうって事でやめておいた。
海の上じゃなくて、陸地で眠るのは、やっぱり落ち着くなぁと思った。

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