最後の一文

2002年12月7日
文章の最後の一文によって、それまでの文章がひっくり返るから面白いなと思う。
『太郎はあのK-1チャンピオンのアーネスト・ホーストを30秒でKOしたそうだ。しかも、ホーストの攻撃を一切受けずに、右のパンチ一発で勝利した。
ホーストも太郎は私より強いと認めたそうだ。
あの負けず嫌いのホーストが、そんな事を言うなんて信じられない。
太郎はボブ・サップもKOで倒したそうだ。
ホーストもボブ・サップも倒したのなら太郎を最強の格闘家と呼んでふさわしいんじゃないか。
すご過ぎる。
しかし、これらは嘘つきな太郎自身から聞いた話である。』
なんじゃそらって、最後の一文を読んでひっくり返りたくなる。
何千行、何万行もある文章でも、最後の一文でそれまでの意味がひっくり返るから面白いなと思う。
今日が嫌な一日だったとしても、寝る前に好きな本でも読めば、今日は良い日だったなとひっくり返るかもしれない。
そんなわけないか。

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