時の流れ

2002年11月27日
「歳をとるほど時間の流れをはやく感じる」とよく言われる。
生まれてから10代後半くらいまでは、新しく覚える事がたくさんあって、毎日が濃いから遅く感じるという説があるようだ。
それはあるかもしれないなと思う。
俺がこの世に生まれて二十数年が経つけれども、だんだんと衝撃的と呼べる新しい事に出会うというのは無くなって来ている。
新しく言葉を知ったとか、新しくお店を知ったとか、新しい食べ物を知ったとか、そういう事はあるけれども、自分の中で天地がひっくりかえるような新しい事に出会うというのはやっぱり少なくなって来ていると思う。
旅行をしても、よく似た場所を既に知っていたら、新しい場所を見ても、そんなに新しさを感じない。
脳が楽をしたがるのかわからないけれど、記憶の中にある街と似ている所は新たに覚えようとしなくて、記憶の中の街にない「部分」だけ記憶しようとするのかもしれない。
それを成長と捉えるか、老化と捉えるか、変化と捉えるかは自由だ。
記憶が合理化するのは良いけれど、時間の流れをはやく感じるのは嫌だなと思う。
変化に富んだ人生を送れば、少しはゆっくりに感じるんかな。

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